太陽法律事務所  TAIYO LAW OFFICE

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■「"平和学"としてのスポーツ法入門」 著者:弁護士 辻口信良

2017(平成29)年1月1日、
「平和学としてのスポーツ法入門」(民事法研究会 2800円+税)を出版しました。 

 この本は、平和な国際社会を創造するためには、スポーツが役立つとする本です。
2020年までに、特に高校生・大学生など若い人に読んで欲しいと思っています。

 平和には「守る平和」と「創る平和」があります。

1.守る平和
 守る平和は武力に頼らざるをえず、国際社会では、現在どの国も軍隊を保持し防衛体制をとっています。
でも「本当の意味の国連軍」があれば、国連軍に委ねれば良く、各国に武力(軍隊)は必要ありません。
国内の治安問題と対比して考えれば、警察がきちんと守ってくれるので、私たちの各家には銃など不要です。
国際社会での国家間でも同じように考えられるはずです。
 もちろん、「本当の意味の国連軍」は、簡単にはできません。
しかし、平和な国際世界という理想を実現するため、「本当の意味の国連軍」を創るため、ぼくたち日本人、日本国は、もっと何かできます。
ぼくの理解では、アジア・太平洋戦争後、今日まで、日本は国際政治の中で、あまりに主体性がありませんでした。

2.創る平和
 一方、創る平和には、留学生交換、音楽、文学、映画・演劇、絵画、各種NGO、国際姉妹都市、ライオンズクラブ、ロータリークラブ、平和学術交流など、いろいろな手段・方法による国際交流があります。
そしてスポーツは、創る平和への極めて有効で大切な道具の一つなのです。
 本書は、この創る平和の観点で、スポーツ、スポーツ法を論じてみました。
これを「スポーツの平和創造機能」と呼び、この本は、「法」と言うより、「スポーツと平和」の本です。
 兵器を売って金を稼ぐ「死の商人」以外、本当はみんな平和が好きなのです。
 表紙の選手のゼッケン「9」は、憲法9条で平和を創るとの意味です。
 この本は、憲法9条を活かしながら、平和な国際社会を創造するために、スポーツが役立つとする本です。その意味で9条改正には反対の立場です。
この本の中に、その理由と根拠を書いています。

 2020年の東京オリンピック・パラリンピックまでに、高校生・大学生など、平和を愛する全ての人に、この本を読んでもらいたいのです。
 この本は、読みやすく簡単な内容ですが、とりあえず、はしがき・コラム・あとがきを読んでもらえれば、と思います。
よろしくお願いします。

★ 「スポーツ弁護士のぶさん」
  http://dreamannob.cocolog-nifty.com/

2017年4月1日から、ブログを開設しました。
タイトルは、「スポーツ弁護士のぶさん」です。
このブログで、2010年まで、週1回程度、「平和学としてのスポーツ法入門」の解説をしていきます。
一緒にゆっくりと、スポーツの平和創造機能を学んでいきましょう。

 
 
  

■「スポーツの法律問題Q&A(第3版)」発刊のお知らせ

「スポーツの法律問題Q&A(第3版)」(スポーツ問題研究会編)が発刊されました。
 2011年にスポーツ基本法が制定され、スポーツ権やスポーツ団体のガバナンスの重要性が高らかに提唱される一方、スポーツ団体の不祥事が社会問題化する等、スポーツを取り巻く状況は、大きく変化しつつあります。このことを踏まえ、一般読者向けにスポーツシーンを巡る様々な問題を法的視点から解説しています。
 スポーツ問題研究会に属する当事務所のメンバー(辻口信良、木村重夫、岡村英祐、新矢等)も本書の編集、執筆に携わっております。是非、ご一読ください。



■研究活動(シンポジウム、学会報告等)

■スポーツ法シンポジウム 
★予定
 (適宜お知らせします!)

★過去
「知っていますか?けがのない野球指導」
 日時 2018年(平成30年)3月21日(祝)
 場所 関西大学梅田キャンパス8階大ホール
 主催 Safe Kids Japan、日本高等学校野球連盟
 特別報告     岡村英祐(弁護士)

「地域スポーツとスポーツ基本法」
 日時 2010年(平成22年)7月24日(土)13:00〜 
  場所 関西大学第3学舎ソシオAV大ホール
 主催 日本スポーツ法学会、大阪弁護士会スポーツエンタテインメント法実務研究会、関西大学
 コーディネーター 辻口信良(弁護士)
 総合司会      岡村英祐(弁護士)